技術情報UV照射システム選定のステップ

UV照射システム選定のステップ

STEP 1導入の目的の明確化

被照射物は

材質
紙、金属、樹脂、ガラス、木材、プリント基板、フィルム、その他
形状、寸法
ロールタイプシート、枚葉タイプシート、成型物、部品、その他
特性
耐熱温度、耐UV、耐オゾン

導入の目的は

品質の向上
UVハードコートによる表面硬度の改善。
印刷色が鮮明になる特長を生かして、製品の品種、品位を改善し価値を高める。
機能性付加
高機能フィルム向け、レジストほか材料の改質、膜の電気特性改善その他
合理化対策
設備費、運転費、エネルギー(電気、ガス)等、生産性など、
従来方式に比較して経済的な設備で、製品単価も引き下げたい(経済比較の検討)。
環境対策
感光性樹脂は一般的に溶剤を使用しないので無公害。

STEP 2サンプル作成と照射条件の確認

導入の目的に沿って、お客様ご指定条件、もしくは当社の実績データを基に実験設備を準備いたします。
場合によっては、インキ・塗料・接着剤などの材料メーカー様と協力して製品サンプルを作成いたします。
これにより印刷・塗装・改質などの条件設定と、製品の物性的・化学的な性能の確認を行います。
ここで得られた最適な必要UV強度(mW/cm2)・積算光量(mJ/cm2)の情報がステップ3へと繋がります。

STEP 3照射条件の設定

①UVランプ(UV照射器具)の選定
サンプル結果に基づき選定します。選定に際しては、最も経済的で効率の良いUVランプは何かということを反射板の種類および照射方式・冷却方式も含めて十分考慮した上で選定します。

②ランプ出力、灯数および配列の選定
ランプハウスの中に、どの程度の出力のUVランプを何本、どのような配列で並べるかは、使用する材料(UVインキ、UV塗料など)の硬化時間・被照射物の寸法・形状および要求される生産能力(搬送速度、搬送方法)などで決まります。

STEP 4被照射物の冷却条件

UVランプは、紫外線と同時に熱線(赤外線)も放射しているため、対象物は加熱されます。このため、熱に弱い対象物の場合、冷却方法を工夫し、許容温度以下になるよう対策をする必要があります。

STEP 5UV照射システムの構造の決定

1~4のステップを総合的に検討し、構造を決定します。例えば、被照射物に対して待機時等にUV光を遮断する場合、UV照射器具にシャッターを設ける必要があり、装置スペースに配慮が必要となります。また、メンテナンス性を考慮するため、印刷機等に組み込む場合は、そのスペースはもちろん耐熱対策・オゾンによる錆び対策等が必要となります。

基本仕様

  1. UVランプの種類と大きさ(W、W/cm)
  2. 照射器具の種類
  3. 灯数および配列
  4. 被照射物の許容温度と冷却方法
  5. 搬送速度と搬送方式など

設置条件

  1. システムとしての寸法制約条件
  2. 前後の関連装置との取合い
  3. 電源装置、操作盤などの設置条件
  4. オゾン、紫外線漏れなどの環境条件

※設置に関しましては、その他様々な条件が有りますので、詳しくは当社にお問合せください。

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